多汗症治療にはボトックス注入が効果アリ!

汗の量を正常にする

3人のドクター

生活習慣も改善する

多汗症とは、汗が必要以上に出ることで気温が高い日や季節関係なく年中汗が大量に出る症状のことを言います。一般的に、わきや手の平、足の裏などに発症が多く、人によっては顔や背中にも症状が出ることがあります。人によって症状の程度は様々で、少し汗ばむ程度の人も居れば滝のように汗が流れ出る人も居ます。汗が出るというよりは、水で濡れているような感じで不快感や衣類の染みなどが気になる人も多いと言われています。多汗症になる原因としては、精神的なストレスや遺伝、ホルモンバランスの乱れや生活習慣の悪さなどが主にあげられます。医療機関で集中的に治療することで症状を改善させることが出来ますが、それと同時に生活習慣も改善していくと良いと言われています。多汗症の症状が出る時は、自律神経が乱れてバランスが取れなくなっている状態です。そのため、自律神経を整えて安定させることが大切です。入浴は、自律神経のバランスを安定させて免疫力を高める作用があると言われています。そのため、毎日少しでも入浴する習慣を身につけると良いと言われています。少し熱めのお湯に短時間浸かるか、ぬるま湯に少し長めにゆっくりと浸かるかどちらかの方法で汗をかくようにすることが大切です。また、カフェインやニコチンなども交感神経を刺激してしまうため出来るだけ摂取を控えたほうが良いと言われています。毎日同じ時間に寝て起き、三食決まった時間に食べるようにするなど基本的な規則正しい生活を送っていくことも大切になります。

治療法の種類

多汗症の治療法は様々なものがあります。比較的症状が軽い場合には、制汗剤を患部に塗り込むことで一時的に汗の分泌を抑えるといった治療法があります。夜就寝前に汗の分泌が多い部位の皮膚に、制汗剤を塗りこみ翌朝になって洗い流すことでその日一日の汗の分泌を抑えます。汗の分泌がそこまで多くない場合や汗をかく範囲が狭い場合は、制汗剤を使った方法が使われます。また、電流が流れる専用の機械に患部を浸して、汗が分泌される部位である汗腺にダメージを与えることで発汗を抑える治療法もあります。中度の症状の場合は、患部にボツリヌス菌を薄めたボトックスという製剤を注射することで汗の分泌を抑える治療が行われます。一度の注入で数か月から半年程度効果が持続するため、毎日の手入れが面倒な場合や出来る限り長く効果を維持したい場合に向いています。重度の場合は、外科手術を行って汗の分泌を促している交感神経を遮断する治療法が取られます。多くの場合は、最も手軽に始められる治療法から試し、症状の改善が見込まれない場合や効果が長続きしない場合などには他の治療法を合わせながらケアしていき、最終手段として手術が選ばれます。汗が出る部位や症状の程度によって治療法は人それぞれですが、専門的な治療を受けながら生活習慣も同時に改善していくことで症状は良くなり快方に向かうことが多いと言われています。治療が受けられる医療機関は、皮膚科や多汗症専門外来、美容外科などがあります。根気よく治療や日々のケアを続けていくことが大切です。